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N64 レインボーロード

1セクション目

 

 ワリオスノーマウンテンに引き続き周回ではなく1周がセクションに区切られたコースです。周回コースとセクションコースの立ち回りの差はワリオスノーマウンテンのページを参照してください。このコースは全コースの中でも屈指のハングがつらいコースです。コースのどこにもショートカットはなく、さらにカーブ後は直線が続くためカートの人たちがサンドリしやすいです。加えて最後のグライダーはスピード不足によりコインが十分であってもカートに抜かれるといった始末。1つの被弾で最下位確定がざらの鬼畜コースなのです。スタートしてすぐ坂を下りますが、カートの人たちにはここでサンドリがあります。この時点で順位は3つ~5つ程度落ちることは覚悟しなくてはいけません。アイテムを取ってグライダーに乗ると恐らく着地前にアイテムが決まりますが、ここがこのコースの一番の要になります。装備できるアイテムを引いた場合、すぐさま装備し後ろからの被弾に備えます。ここで被弾すると体当たりによる落下ももらい、復帰はほぼ不可能となります。さらにここでしなくてはいけないのが、SSの取得です。もちろん前の人も同じ考えからアイテムを装備していますが、その相手に対してSSをもらわなくてはいけません。近づきすぎると被弾しますが、遠すぎるとカーブを抜けた後の直線で置いて行かれることになります。このカーブでSSを最低1度もらうことはほぼ必須要件です。運よくSSを取れても安心してはいけません。すぐさま外にラインをずらし、やや大回り気味にカーブを抜けます。そうしなくてはSSで前の人に追いついて、装備アイテムを被弾してしまいます。カーブ中にコインを2枚、3枚と集め、合計5枚集められれば一番良いです。カーブ後の直線のワンワンの前で2コイン回収し、合計7コインです。第2アイテムを取り第2セクションへ入ります。第1セクションの時点で鬼みたいなコースなのはわかっていただけたでしょうか?

2セクション目

 

 まず右の大きなカーブから始まります。ここはインコース側の壁に当たると外側へ弾かれてタイムロスになるため無理せずコース中央のコインを集めに行きます。このとき後ろが緑甲羅を持っているとスナイプされますので注意です。カーブを抜けると第3アイテムがあり、ワンワンが2体いる直線に入ります。ここではブーメラン、ファイアーがいないかをチェックします。この地点は地面が波打っているため、被弾した場合立ち上がりが他と比べても遅くなります。またここで落下すると通常より高い位置にジュゲムが救出します。ジュゲムダッシュがない今作は、この復帰はとても遅いものとなります。浅い右カーブで2コイン集めた後左カーブで第4アイテムとなります。ここのカーブも敵が近くにいれば積極的にSSを取らないとカーブ後の直線でサンドリされてしまい、置いていかれてしまいます。

3セクション目

 

 最終鬼畜セクションです。上位にいても下位にいても、カートの人たちのサンドリを眺めるだけで太刀打ちできません。ここまで完璧にコインを集め、上位を維持してきたとしても自分の走りだけでは次々と順位が落ちていきます。すでに相手同士がアイテムを当てあうのをお祈りするゲームと化していますが、それぞれのカーブでSSを取ろうとしたり、被弾の恐れがある場合はインコースで受けない(体当たり落下を防ぐ)などできることはしていきましょう。最後の大きな左カーブを抜けると左側にダッシュボードがありますが、インコースを通った方が速いみたいです。ラストアイテムで周りのカート勢が1つ以上のキノコを引いた場合、キラー以外のアイテムでは太刀打ちできません。なぜなら最後はグライダーとなっていますが、下には地面があります。すぐさま着地し、キノコを使ってサンドリすることでもはや追いつくことは叶いません。

 どの程度鬼畜なコースであるかお分かりいただけたでしょうか?いくつか他にも奇策のないコースがありましたが、中でもこのコースは全くと言っていいほど何もありません。お祈りするゲームだということを忘れないでください。

※ハングの溝落としについての解説

 カートのTAランキング1位の人の走りなどを見ていると車輪が崖からはみ出ているのを見て取れると思います。「頭文字D」という作品における走法の名前を借りて一般に「溝落とし」と呼ばれます。ドリフト時に車体が斜めを向くのを利用して飛び出した前側の車輪を崖から落とす走法なのですが、ハングオンはドリフトの性質上車体が斜めを向くことはありません。しかし、ものすごくシビアな判定のもとに、ハングオンにも溝落としが存在します。前輪だけが崖から落ち、引っ掛かった状態でカーブを曲がることができます。このコースが一番やりやすいので、TAなどで試してみるといいかもしれません。ただ体当たりやアイテムなど妨害要素の多いVSで、繊細な操作が必要なこの技術を利用するリスクは多大なものです。あまり実用的ではありません。TAをされる際は試してみるという程度のものにとどめておきましょう。

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